―――――早朝。
ある一つの街の門から、一人の少年と一人の少女が乗った車が出てきた。
少年の方は、黒い服に白いズボン、そして腰に銃を掛けていた。
少女の方は、赤い服に白いスカート、武器と思われる物は持っていない。
少年「……ふわぁ〜あ……一応、収穫ありかな」
少女「そうだね〜。あんな賞金首で150万なんてラッキーだったね」
少年は車を運転しながら、少女はお金を確認しながらそんな話をする。
少年「さて、次はどこに行く?」
少女「う〜ん」
少女が地図をみながら、次の目的地を決めかねている。
少女「恭一はどこに行きたい?」
恭一「…どこでもいいけど、出来れば近場がいい」
恭一と呼ばれた少年は、そう答える。
少女「…それじゃあ、ここから南のルギタウンでどうかな?」
恭一「了解」
バウゥゥン
恭一はそう言うと、車のエンジンを強く踏みスピードを上げた。
暫くして、すこし大きな街が見えてきた。
恭一「……あそこか?」
少女「うん…多分そうだと思うよ」
恭一はまた一段階、車のスピードを上げた。
恭一「……ここがルギタウンか」
少女「うん。結構大きい街だから、大物の賞金首もいると思うんだ〜」
恭一は街の門で車を止めて、検問を受ける。
門番「君達の入街理由は?」
恭一が門番に、一つのカードを見せる。
恭一「………掃除屋…仕事だ」
門番「……了承した。入街を許可する」
恭一「………どうも」
恭一は車を進ませ、街に入っていった。
恭一「それじゃ、車停めてくるから、宿の確保と情報収集の方、頼んだぜ」
少女「了解!了解!任しといて!」
恭一は少女を降ろして、車を停めにいった。
少女「さ〜てと、まずは泊まる場所を見つけないと」
??『誰か〜ひったくりよ〜!!』
その時、前方の方から悲鳴が聞こえた。
少女「あらら、早速ひと仕事かな?」
少女はそう呟いて、その方向に走っていった。
少女は、叫んでいた中年の女性に話しかけた。
少女「どうしたんですか?」
女性「私のバックが取られたの〜!」
少女「犯人は、さっきあっちに走っていった人ですか?」
女性「ええ、そうよ。お願い取り戻して!」
少女「わかりました」
少女は犯人が走っていった方向へ走った。
恭一「はぁ〜、ここの駐車料金、高いなぁ〜」
恭一は車の前で、ため息をつく。
恭一は借り駐車場に車を停めて、少女を降ろした方向に歩いていた。
恭一「まずは美琴がどこにいるかだな」
恭一が携帯を取り出し、さっきの少女……美琴に電話しようとすると…………
ちゃ〜ら〜ら〜らら〜らら〜♪
その美琴からタイミングよく電話がかかって来た。
ピッ
恭一「……どうした?」
美琴『恭一?今、恭一の居る方向にひったくり犯が逃げてる途中なの!』
恭一「…………………」
恭一が携帯をしながら、聞いてると前方から必死の形相で走ってくる男が見えた。
恭一「なぁ、美琴…そのひったくり犯って、白い服に黒いズボンだったか?」
美琴『う…うん。そう聞いたけど』
恭一「…………わかった…捕まえておく」
ピッ
恭一はそう言って、携帯を切る。
近づいてくる男に向かって、ゆっくり歩いていく。
ひったくり「邪魔だ〜!そこのガキッ!」
男はスピードを緩めず、恭一に突っ込んでくる。
恭一「……そうですか」
恭一は少し横にどく。
男が恭一を横切ろうとする時、恭一は男に足を掛けた。
ひったくり「おわっ!?」
見事に男はつまづき、道に転がる。
ひったくり「何しやがるっ!?」
恭一「おとなしく捕まってくれないか?それ盗品だろ?」
恭一は男が持っているバックを指差して、言う。
恭一「……掃除屋だよ…おとなしく捕まれば、痛い目みないからさ」
ひったくり「なめんじゃねぇぞ!ガキがっ!」
男はポケットから銃を出して、恭一に発砲する。
バンッ バンッ バンッ
恭一「………おっと」
キンッ キンッ キンッ
その刹那、恭一は腰に掛けてる片方の銃を引き、銃身で弾を全て弾き落とした。
そして、自分の銃口を男のこめかみに当てる。
ひったくり「えっ!?」
恭一「もう一度言うよ?おとなしく捕まってくれない?」
笑顔で恭一は言う。
ひったくり「……はい…わかりました」
銃口をこめかみに当てられていては、男もこう答えるしか無かった。
美琴「いやぁ〜携帯の発信機がこんなところで役に立つとはね〜」
恭一「俺がたまたま、あの場所にいたからだろ?」
美琴「だってひったくり犯の逃げる方向が、恭一の居る場所だったんだもん」
女性「あの、掃除屋様?」
政府のカウンター嬢が呼びかける。
女性「こちらが、報奨金の5万円です」
美琴「毎度〜」
美琴と恭一は5万円を受け取って、建物から出る。
恭一「こういうひったくり犯とかは、面倒な手続きしなくていいから、楽だな」
美琴「でも、たったの5万円だもんねぇ?」
恭一「……まぁ、そうだけど」
恭一は苦笑する。
恭一「ところで、宿屋の方は確保したのか?」
美琴「えっと、それが恭一と別れた後、すぐ事件が起きたせいで……エヘヘ」
恭一「まだなんだな……じゃあ、まずはそれが先だ」
二人は宿屋を確保して、部屋に入る。
美琴「わぁ〜、結構いい部屋だね〜」
恭一「……俺、疲れたから少し寝る」
いうなり、恭一は別れているベッドの片方にダイブする。
美琴「うん。わかった。お休み」
恭一「Zzz……Zzz」
美琴「……こんな可愛い寝顔してても、あの『Kanon’s』のメンバーだったんだよね」
美琴はそんな事を言って、恭一の寝顔を見る。
美琴「……さってと、情報収集に行かなきゃっ!」
そう言って、美琴は部屋を出て行った。
―――――恭一は夢を見ていた―――――
―――――夜中の道の真ん中に恭一とその腕の中にいる一人の少女―――――
―――――少女は苦しそうに恭一に話しかける―――――
―――――少女「……恭…一さ……」―――――
―――――恭一「…バカッ!今は喋んなっ!」―――――
―――――少女「…あ…のね……言い…たか…こ…とが…ある……ん…です」―――――
―――――恭一「喋るなっていってんだろっ!」―――――
―――――少女「……でも…ね……変わ…ちゃ…いま…し……た」―――――
―――――恭一「…………………………」―――――
―――――少女「……恭一…さん…わ……た…しの…事…は…忘……れ……」―――――
S!S!S!「第二作、始めました!!」
恭一「……また、いきなりとんでもない事始めたな」
S!S!S!「……とんでもないって言うなよ」
恭一「まだ【ラケ抱】も序盤の方だろうがっ!」
S!S!S!「うっ……それはそうだけど」
恭一「……しかも、今度は『はにはに』まで入ってるのかよ」
S!S!S!「……こっちの恭一はちょっと性格悪いな」
恭一「悪かったな」
S!S!S!「まぁ、という事でこのSSもよろしくお願いします」
恭一「見てやってくれ」
S!S!S!「……やっぱりヒドイ」
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